中学合格おめでとう!
 息子が私立中学校に合格しました。
今年は中学受験者数が史上最高だったとのこと。
ボーダーラインの子達はかなり苦戦を強いられました。
そんな中、息子は運良く合格をいただきました。
これから楽しい六年間が待っているかと思うと息子の表情も晴れやかです。

「生まれて初めてこんな大きな達成感を味わったよ。お母さん、受験させてくれて
ありがとう。」

赤ちゃんだと思っていた息子が、いつの間にかこんな言葉を私にかけてくれてくれる
ようになりました(;;)
私こそ「厳しくして、ごめんね。良く頑張ったね。合格ほんとうにおめでとう。」

 5年生の途中から塾に通い始め、1年半の受験勉強、よく4科目受験をたえぬいて
くれました。放課後の遊び禁止、野球禁止、しまいには趣味の読書まで禁止。塾は週
4回(一日4時間)プラス毎晩12時過ぎまで勉強、土日はもちろん塾か模擬テスト。
それでも成績は伸びず、先生、親に叱られる毎日。
12歳の子供にとって過酷な環境であったことは間違えありません。
その厳しさゆえ「私はきっとこの子に殺される。」そこまで思いました。
終わってみて結果成功したから息子はやさしい言葉を
かけてくれたんだとは思いますが、これが失敗していたら・・・。でも、いずれにしても
受験によって12歳の子どもがとても精神的に大きくなってくれたと思います。
もちろん、近年の受験熱からも想像がつくように、全ての学校に合格したわけでは
ありません。自分の番号が見つけられなかったときのくやしさ、みじめさも嫌と言うほど
味わいました。こんな挫折も将来の糧になると信じています。

 さて双子の娘は、息子と入れ替わりで入塾することになりました。娘たちはこつこつ
やれるタイプだし、息子と違ってヒラメキの無い子なので、4年からゆっくり始めることに
しました。
 受験は親の性格を変えます。優秀な子の親御さんでもそうです。
おそろし〜〜ことですが、中学受験体験すれば変わらない親の方が不思議かも。
だから私立だけに頼らない、公立も良い教育を提供してくれることを心から望みます!!!
胃炎になったり、白髪が増えたり、中学受験は親の心労が多いですからね。

 いよいよ息子は中学生。
人生の中で一番いいときが過ごせますように、生涯の友が見つけられるように、
母は心から祈っています。
 ちなみに上の写真は合格証書を校長先生が一人一人手渡しするシーン。感激。

                                2007年2月 りょこぴ

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